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ξ⌒ヽ / ̄ V  ̄ヽ 2007.12.1 発行 148号
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(1) 冬! 肘にやさしいラケットとは・・・
(2) なぜ、まだあるの? 柔らかいラケット
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┼┼) (1) 冬! 肘にやさしいラケットとは・・・ ))))
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寒くなると、テニスエルボーの悪化を心配する方が増えてきます。
ガットを変えよう、テンションも下げようかしら。
ラケットも柔らかいのに変えたほうがいいのかな?、などなど、
悩む機会も増えてきます。
でも、ですね、ラケットは硬いほうが(一般的に)振動も少なく、
衝撃も押さえ気味だってご存知ですか?
ボールがあたるとラケット(とガット面)は振動を始めます。
そのとき、柔らかいラケットのほうがゆっくりと大きな振幅で動
きます。硬くなると振幅は小さくなり、そのかわり振動回数は増え
ていきます。(簡単な実験としては、物差しを机の端に置いて、そ
れを弾いてみてください。はみ出している長さを短くするほど、揺
れ幅は小さく、振動音は高くなります。つまり、硬いほど振幅は小
さく振動数は高くなるのがわかります。)
そして、振動数が1÷(ボールとラケットの接触時間)を超える
と、振動が伝わらなくなるそうで、ボールの接触時間はだいたい5/
1000秒ぐらいだから、200Hzを超えると極端に言えば、振動のない
ラケットになるわけです。
でも、まあ、それはボールを真ん中で打っているばあいで、フレ
ーム・トップやスロートのほうで打っていれば、やはり、かなりの
振動が発生します。
でも、もし、いっさいしならない、とんでもなく硬いラケットが
あれば、どこに当たっても大丈夫らしいですが、今のところ発売に
なっていません。
また、手に伝わるのは、振動だけではありません。もっと大きな
要素としては、衝撃があります。
プレー中はラケットを、上に書いた、物差しを机に押し付けるみ
たいにがっちりと(手では)ホールドできませんから、その振動パ
ターンは“グリップとトップが同時に動く”(細い竹ざおの真ん中
を持って、上下に揺らしたような)動きとなります。
つまり、インパクトの瞬間、フレームトップが後ろに押される動
きとともに、グリップも手のなかで押し付けられるわけで、この点
でも、硬いフレームのほうが負担が減ってきそうです。
また、衝撃を小さくするには、グリップのクッション性を高める。
グリップ部の質量を増やすというようのが効果的です。
これはわかりやすいですね。
薄い、天然レザーよりも、厚いクッション・グリップのほうが衝
撃を吸収してくれます。グリップが重いほうが同じ衝撃を受けても
影響は小さくなります。
ダイレクトに手のひらと触れているだけに効果的です。(でも、
軽量の厚ラケって、グリップ部が軽いので、不安な方はおもりをい
れてもいいかと思います。)
あとは、インパクトの時間を長くする。
インパクトの衝撃(ラケットに加わるボールの重さ)はストロー
クで450ニュートンぐらい(1Nとは1kgの物体を1m/SS、加速させる
エネルギーの単位で、9.8Nで1kg重だそうですから、46kgぐらいの
重さを受けることになり)、速いサービスならその3倍にもなるそ
うです。
膨大なエネルギーですが、でもボールがガットにくっついている
時間を長くできれば、仮に倍にできるなら、瞬間の圧は半分になり
ます。倍というのは不可能でしょうが、じっさいにボールがのって
いる時間は、0.035〜0.06秒とかなり差がありますので、ガットの
種類、テンションの調整で、そうとう変化させることも可能と思い
ます。
ということで、もし、テニスエルボーの悪化を心配してみえるな
ら、ラケットは厚ラケ系に変えて、ガットもソフトなタイプの細め
を、緩いテンションで張るというのがいいようです。
あと、書き忘れそうになりました。
ガットの振動です。
先日、コートで、厚ラケ系って、インパクトのとき、甲高い音が
するし、細いガットも高音で、なんとなく肘に悪そうって心配して
いる人がいました。
でも、心配は無用です。
ボールがあたるとガットは振動し始めます。
そして、その振動数は400〜600Hzぐらい。
振動周波数の高いラケットと組み合わせると、その振動数は高く
なり、500Hzより高めになると人間の耳が敏感になるらしく、低音
に比べて同じボリュームでも大きく聞こえるそうですが、もってい
るエネルギーは小さく、心理面だけで、腕への負担はほとんどあり
ません。(ガットは、ラケットに比べ重量も少なく、もっているエ
ネルギーは小さなものです。ですから、ガットにつける振動止めも
心理面が主な効果で、期待する効果はありません。)
そして、最後に、いちばん、衝撃・振動を抑えるもっとも効果的
な方法をまとめに・・・
ラケットのセンターでボールを打つこと。
でも、できませんね・・・
★ 打点の違いで振動がどうかわるか、載っているページは・・・
http://www.courtside.co.jp/zatugaku/raelement.html#sindo
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┼┼) (2) なぜ、まだあるの? 柔らかいラケット ))))
┼// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
硬いラケットのほうが(インパクト時のエネルギーロスが少ない
ので)パワーがある、振動も少ない、衝撃も小さい・・・などなど
いいところづくめなのに、なぜ柔らかいラケットも作られているの
でしょうか?
1章をお読みいただいて、疑問に思う方も・・・
でも、たしかに薄ラケはありますが、意外と硬いんです、最近の
ラケットは。
現行モデルでもっとも薄いラケットは、ウィルソン・[K]SIX-ONE
ツアーの17mmと思いますが、フレーム・フレックスは平均で65%ぐ
らい。昔の(セントヴィンセント製)プロスタッフが60〜62%程度。
ダンロップ・MAX200G(マッケンローが使用していたラケット)や
ウッド・ラケットも新品なら60%ほど(使用すると、この2タイプ
はどんどん柔らくなり、計測不能になります)。
これらにに比べると、やはり硬い。(というか素材の進歩で薄く
ても硬いフレームが作れるようになっています。)
昔、選手用に別注で作られたラケットを打たせてもらったときに
“硬い、スイートスポットが狭い”と感じ、“さすがプロ。こんな
むずかしいラケット使っているんだ”などと思ったことがあります
が、じつは「柔らかいラケットほど硬く感じる」ということで、選
手用は市販モデルより(重いには重いが)柔らかく作られていたの
では?などと考えています。
では、柔らかいラケットのメリットは?そしてデメリットは?
1章でも書きましたが、フレームの真ん中で打てば、硬かろうが
柔らかろうが、振動、衝撃はほとんどありません。
柔らかいラケットは(硬いのに比べ)、芯を外したときの落ち込
み感がよりダイレクトに伝わってくるのに、もし厚ラケなら、芯を
2cmぐらいならはずしても手に伝わる感触はそれほど差がない。
おおざっぱに“コートの右、深めに”というていどの狙いなら硬
いラケットのほうがいいと思うのですが、ラインの内側30cm以内、
ばあいによってはラインぎりぎりを狙ってと、シビアなコントロー
ルで勝負する選手にとっては、やはり、アバウトな感触ではだめな
のかもしれません。(そういう選手なら、芯を外すことも少ないで
しょうし・・・)
また、選手の張りは一般プレーヤーよりも硬めが普通。(スイン
グが早いとボールがつぶれ、柔らかく張るとコントロールがむずか
しくなります。これについては昔のメルマガに書いたつもりです。)
フレックスの柔らかいラケットのほうが、(芯で打つ限り)ボー
ルのホールドが長くなり、コントロール性がアップし、インパクト
時のショックも抑えられる・・・、などなどになるのでしょうか。
ということで、今でも、セントヴィンセントのプロスタッフを法
外とも思える価格でお求めになる人がみえるのでしょうね。
では、今はもうフレックスが60%程度というラケットはないので
しょうか?
中古でも程度のいいプロスタッフなら10万ぐらいしますが、そこ
までの価値はあるのかしら・・・、などとお考えの方に朗報。
フレーム厚は19mmですが、フレックスが60%前後というソフトな
ラケットが新品で発売されています。
ラケットの製法も、セントヴィンセント・モデルと同じ、シンプ
ルな“ブレーディッド・グラファイト”。
最近のラケットはブレード・タイプでも、フレーム部分とシャフ
トとかで編み方を変えたり、その上から別ファイバーをレイアップ
するなど、インパクト時でも硬さを保つように工夫されていて、ガ
ットを張ってもフレームフレックスの落ち方が少ないのですが、こ
のラケットは50lbs.と緩い張りでも4%ていどもフレックスが落ち
る、本格的にソフトなラケット、しなりを感じるラケットです。
フェースサイズは95と108、重量はそれぞれ325gと310g(フレー
ムのみ)。フレーム長は27インチとオーソドックス。
ストリングパターンは108が16×20ですが、16×18の95ではむりな
く横糸を1〜2本増やして張ることもでき、ストリング面を硬くし
あげたいプレーヤーのことを考慮した設計。
グリップも天然皮革で、インパクト時のダイレクト感を重視して
います。(フレームカラーは、95がレッドとホワイト、108がブルー
とホワイトというカラーリングで、派手ではありませんが、いい感
じと思います。)
じつはこのラケット、新製品ではなく、今年初めに発売になって
いて、ときどきお客さまからご注文をいただいては、取り寄せてい
たラケットです。
でも、打ったことがなく、ガットのテストでメーカーから借り、
それが初打ちとなったラケットです。
テストしたガットはトアルソンのムゲン。ソフトな打球感なので
一般的なラケットだけでなく、しなりのあるラケットでも試してみ
たくて借りたのですが、予想を裏切る打ちやすさ。(とはいっても
予想が予想ですから、初級レベルでもOKとはいいませんが)
ガットのせいかとも思い、いつもラケットを試すときに張る一般
的なモノ・シンセに張り替えて(このときフレックスも計測しまし
た)、あらためて試打。
このときは、相手の人に「打ちやすいところにスピードを抑えた
ボールで」とお願いしてのラリー中心。
それでも、芯だけでは打てない悲しさを味わいながらも打ち続け
ると、意外にショックは大きくなく、とくに左右に外したとき、フ
レームが柔らかく、ネジレがゆっくりと出るのか、最近のラケット
よりも腕にこなくて、打ちやすい。
スイートエリアはさすがに広いとは思えませんが、おおむねの範
囲なら、パワーもじゅうぶんといった感じ、最初軽すぎると感じた
108モデルでも、ゆっくりしたスイングで、スイートエリアで丁寧に
打てば、軽すぎる欠点を感じることもありませんでした。
では、と、同じメーカーの人気ラケット、プロゾーンと打ち比べ
てみました。(テスト・ラケットはトーアですから)
プロゾーンはフレックス65%程度と、しなりを残した設計ながら
今風の性能も備えたラケット。今回試した2種のラケットとは(発
売はプロゾーンのほうが先ですが)設計時代が違うみたいで、あま
り意味はないかと思いながら、ゲームでチェンジコートのたび、ラ
ケットを交換しながら、打っていたのですが、
これが普通に使える!!
たしかに私程度の腕では、思いっきり走らされたり、早いボール
相手に使うつもりはありませんが、仲間内で楽しむならこちらのほ
うがいい。
音も心地よく、手に伝わる感触も気持ちいい。やはり、テニスは
感覚のスポーツと思いました。
でも、扱うかどうかは、かなり迷いました。
だって、メーカーのカタログを見ればおわかりいただけると思い
ますが、新製品とは思えないほど扱いが小さい。見開き2ページを
使って紹介されているラケット(テストラケットの段階で試打した
のですが、好みじゃないのでパスしたラケット)に比べて、わずか
1/12ていどのスペース。
それに新製品なのに、担当セールスからの紹介もなかったし、試
打の誘いもなかったラケット。
他のショップでの評価も(ネットで)調べてみました。
いわく、“あまり売れるとは思えないラケット”、“最高の素材
と丁寧なつくりだが、ユーザーを選ぶラケット”、“上級者・プロ
レベルなら魅力を感じるラケット”、“とてもデザインのいいラケ
ット”(う〜ん、性能をほめられんかったんか・・・)
考えさせられるコメントです。
でも、置くことにしました。
理由のひとつは、トーアのラケットなのに、それも借りモノなの
に無断でゴーセンのガットに張り替えてしまったこと。(返却後、
誰かがトーアのガットに張り替えたと思います。ご迷惑をおかけし
ました。)
それから、やはり、こんなに気持ちよく打てるラケットはたぶん
ないと思ったこと。
あと、もうひとつ、トーアのツアー・バッグが(数量限定ですが)
お値打ちに提供できることも・・・
トアルソンのバッグって、つくりは丁寧だし、使い勝手もよく、
使った人の評価は(昔から)高いのですが、なにせラケットがあま
り見かけないだけに、バッグはもっと見かけない。
昔、イルカ・ラケットのころは、イルカのバッグでよく売れたん
ですが、最近は・・・みたいに思っていたら、トーアのラケットを
お求めいただいた方限定になら、かなり安くしてくれるということ
になりました。
ということで、バッグもお安くなりますので、使いこなせるかど
うか(ボーダーあたりで)ご心配になっている方にもお勧めできる
かも・・・
《ラケット・スペック》
~`~~`~~`~~`~~`~~`~~`~`
フォーティーラブ・アロー
素材:ブレーディッド・グラファイト グリップサイズ:2、3
フェースサイズ:95SQ.IN. 長さ:27インチ 重さ:325g±5g
バランス:300mm±5mm 適正テンション:50±5lbs.
価格:¥36,750(布ふくろつき)
フォーティーラブ・風雅ー
フェース:108SQ.IN. 重さ:310g±5g バランス:300mm±5mm
(記載のない箇所は、アローと同じです)
価格は、2本とも、ガットを張って、¥29,400となります。
【風雅、アローのお買い得セール】
今月10日まで、風雅、アローをお求めいただいた方に、トーアの
人気ガットを2張りプレゼントします。(アスタリスクとムゲン。
そのうち1張りお選びいただき、ラケットに張ってお送りし、もう
1張りはガットのみでお送りします。)
そして、トーアのグリップテープ(白と黒、1本づつ)をセット
でプレゼント。(ご希望の方には、こちらで巻いてお送りします。)
ラケットご購入いただいた方で、ご希望の方には、トアルソン・
ツアーラケット・バッグ(定価:¥9975)を¥5,500でお求め
いただけます。
読者だけのお買い得ページをご用意しました
~`~~`~~`~~`~~`~~`~~`~`~~`~~`~~`~~`~`~~`~
読者限定です
*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.*.*:*.*:*.*:*.
もう12月ですね。
寒いのは平気なほうですが、日が短くなるのは嫌いで、とくに日
の出が遅いのはダメ。
朝起きて、少し外で体を動かして、それから・・・、という生活
なので、日の出が7時近くまで遅くなるこれからはまるで冬眠中と
いった感じになります。
というしだいで、ほんとうなら、昨日配信予定だったのですが、
1日遅れとなってしまいました。
次回のメルマガは“クリスマス・セール”のご案内が中心となり
ますので、9日のお届けを予定しています。
中身の予告が出てしまった感じだし、それにクリスマスのご案内
ということで、次号では久しぶりの読者プレゼントもご用意しよう
と考えています。
よろしければ、次号もご覧ください。 m(__)m
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発行: コートサイド
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| 第19号(2001.06.20発行) | 第20号(2001.07.14発行) | 第21号(2001.08.06発行) | 第22号(2001.08.14発行) |
| 第23号(2001.09.05発行) | 第24号(2001.09.10発行) | 第25号(2001.10.07発行) | 第26号(2001.10.24発行) |
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書いている内容で、号が変ると矛盾しているときもありますが、お許しください。
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